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事業概要

神輿

房・ひものことなら鍛示商店へ

◆各種 房(ひも) ◆紐(ひも)製造
◆神輿用飾り綱 ◆飾り房 ◆太鼓台
◆ちょうさ用金綱 ◆だんじり用金綱
◆御玉飾り 

◆法衣用・神佛具用・装束用各種房・ひも

◆珠数房…など
房・ひものことならお気軽にご相談ください。

房紐の歴史

ものを縛ったり繋いだり結わえたりする紐…人々の生活を支えてきた実用的なものから次第に装飾性が求められ、房飾りや結び方に工夫がこらされるようになってきました。

古代の房紐は長期にわたり比較的素朴な形で受け継がれてきました。「工芸房紐」として見られるようになったのは奈良時代以降のこと。中国・唐時代に文化の影響を受けて、その技法・配色・図柄などを学んだ結果だと考えられています。当時の遺品としては、法隆寺や正倉院の几帳、垂飾や条帯あるいは馬具や楽器の弦飾、刀子の緒などが残されています。

平安時代に入ると、権威、荘厳さをあらわすために飾り房や結びが工夫されるようになり、日本独自の優麗典雅なものが作られるようになりました。この頃から袈裟・数珠をはじめ、服飾の平緒や袖露の緒、冠帽の緒、室内調度品や身の回りの小物類など広範囲にわたって房紐は使用されるようになるのです。

鎌倉時代以降の武家社会になると、武具や甲冑の縅(おどし)、太刀の下緒、馬具など実用的に多く使われるようになり、その技術は極めて高度な発達を遂げていきます。

室町時代に入ると茶道の興隆に伴って、仕覆の緒や掛軸の啄木など更に需要が広がっていきます。徳川時代になって本願寺が建立され、禅院も復興…こうした宗門の興隆は組紐や飾り房の製作を非常に盛んなものにしました。

桃山時代以降江戸時代になると庶民にも房紐の需要は広がり、江戸時代中期から「房屋」や「紐屋」という専門店が誕生し始めます。さまざまな場面で荘厳さと華やかさを演出し、生活に潤いをもたらしてきた房ひもと撚りひもは永い歴史と伝統をもつわが国の優れた工芸品の一つといえるでしょう。

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